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似合う色が見つかる!3つの対比を使いこなすポイント

 

技術力アップの一環で
1日1質問という課題をかしております
空いた時間にディレクターに質問しまくっています。
やっと質問して来たねと言ってくれて嬉しいです。
帰り側にも空気を読まずに質問しても一生懸命教えてくれるので最高です。

ディレクターは手前味噌ですが知識の宝庫なので素晴らしい回答が返ってきました。
しかも非常に論理的で
ロジック好きな自分には非常に分かりやすかったので備忘録として、同じところでつまずいてる方の参考になればと思って書き留めておきます。

ある日新規のお客様に入る機会がありました。
カウンセリングしている中でこんなお客様のご要望がありました。

今回のお客様の要望

『くすみがきになる』
『色白に見せたい』

なぬっと思いましたね、正直。
こんな感じに悩みをいってくれるお客様は最近珍しいなと思いました。
結構指定してくるお客様多いんですよね◯◯トーンのアッシュで毛先整えるだけみたいなwww
大体その通りにするとリターンしないみたいな。

美容師冥利に尽きるお客様なんだと。
ここさえ押さえれば顧客に出来るぜ。
その瞬間死ぬほど考えました。
前から色に対しての似合わせが好きだったのである程度は勉強していたので
その場でそれっぽい答えを出してくぐり抜けました。
割とお客様は喜んでくれて、この間トリートメントだけ買って来てくれた時に
『次はパーマかけたいんです』
とおっしゃっていたので、
『ゲットだぜ!!』
とサトシばりに心の中でガッツポーズを決めました!

もし自分が入客したお客様がそういうご要望があった時に
あなただったらどんな風に提案されますか?

 


・・・ちなみに自分は暗めにしてアッシュ系が良いですよとお勧めしました。

結果論としてはこれで正解だったのですが、これがきっかけで色の似合わせについて質問しようと思った次第です。

髪の毛に対しての肌の色はどう見えるかというところが論点なんですが
髪の毛と肌の色の対比がポイントになっています。
今の肌の状態に対して髪の色はどうなっているのか、
そこらへんを微調整する事でなりたい自分に持っていけるというわけです。
対比によって見え方が違うというわけです。
その対比になる対象は3種類ありまして、

色相対比
彩度対比
明度対比
の3種類があります。
色は色相、明度、明度で構成していますよね。
そこを微調整するという事です。

色相対比
色相というのは黄色、赤、青など色そのものですね。
それが肌と関係がどの様に関係していくのかと言うかと
肌が黄色っぽい人が違う系統の色を持ってくると黄色っぽい色味が目立ちます。
【木を隠すのなら森】で同じ色があるところには隠そうとするものが目立ちません。
なので肌が赤っぽいのが気になるのなら赤系が1番目立たないと言うことになります。

彩度対比
彩度というのは鮮やかさの度合い。同じ赤でも鮮やかな赤とくすんでいる赤がありますよね。ビビットなのか、くすんでいるのかという度合いです。
肌がくすんでいる人にビビットな色を持ってくると余計くすみが目立って来てしまいますね。
肌がくすんでいる人にはくすみがある色が似合います。
今流行りのグレージュは日本人に似合う色なんです。
日本人はイエローベースの肌色が6割いるというデータがあるので割とくすみがある人が多いので。
グレーなんてくすみの最たるものなので。
あとはアッシュ、マットなどもくすみがありますよね。
正確には色自体がくすんでいるわけではないけれども髪色に乗せるとくすみやすい色というイメージですね。
大体 黄色か赤く出るので反対の色で濁らせてくすませるというイメージです。

ウィンター系の肌が白い人にビビットな色、白、黒が似合うというのも肌がくすみのない色なので濁っていない色が似合うという算段です。

明度対比
明度というのは暗いのか明るいのかという度合いです。
肌が白くなりたい人は暗い色を持って来た方がより色白に見えてくれます。
ブロンドのハリウッド女優が黒髮にするのを想像してみてください。
めちゃめちゃ色白に見えるのとイメージ出来ますか?
ちなみにこのお客様はご来店時に若干髪色が明るかったので対比で色白に見えなかったんでしょうね。
なので少し暗くするのが正解でした。

逆に自分は色白なのが悩みなので、試しに少し髪の色を明るくしたら目立たなくなりました。

しかしある疑問が
雑誌にアッシュだと血色が悪く見えるという内容の記述が


ただ写り込みという考え方がある
写り込みとは髪色が肌に写り込んで髪色の特性が肌に影響が出てしまう現象のことです。
アッシュは元々あまり血色が良くない色味なので結果、血色が悪く見えてしまうというところなんです。

上の理論と写り込み、どう辻褄合わせるの?っていう話ですが、
正直こればっかりはやってみないとわからないというのが本当の所です。

全然理論的じゃないって思います?
僕もそう思います。www
まだまだ思考が詰めきれていませんね。

 

メイクの世界でも同じ様な現象があって
血色悪い人に違う色相のファンデーションをつける
イエローベース→ブルーベースに変えるだけで
眉毛の色を赤みのあるブラウンにかえる
びっくりするぐらい血色が良くなるというもの
髪の毛とおんなじ考え方ですね。
本質はいつも一緒ですね

ディレクターは最後に
絶対にこれが正しいというのはない。
しっくりくるものを取捨選択すればいい。
と言っておりました。

いつかズバリこれっと言える様に精進していきます。
すんませんなんか中途半端ですけど
今回学習した内容はこんな感じですね。

自分は色白で肌がくすんでいるので、少し明るくしてくすみのある色をチャレンジしてみたいと思います。